日本と南米のサッカースタジアムを比較

スタジアム

同じサッカー競技場でも、日本と南米のスタジアムを比較すると明らかに広さが異なります。国際大会ではフィールド自体が縦105メートル、横68メートルと規約で決められていますが、フィールドの外側はスタジアムによってまちまちです。

日本ではサッカーの入場料収入だけでなく、各種イベントでの利益を見越して陸上競技場と兼用だったり、札幌ドームのように最初からプロ野球も開催できるよう設計されているケースも存在し、サッカーだけを想定して設計された会場はそう多くありません。国内では鹿島や埼玉など、数えるほどしかないのが現状です。このため、フィールドの外側は比較的余裕があり、選手と観客の距離は遠くなっています。

一方南米ではサッカーが中心で、他に人気のあるスポーツが少ないため多くが専用スタジアムとなっており、フィールドの外側は狭くコンパクトに設計され、選手と観客の距離は近くなります。

このため、ホームグラウンドで優勝が決定した際には、グラウンド内に多くの観客がなだれ込むことも少なくありません。